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パチュリー15 新ろだ229 風が、駆け抜けた。 雪狼の牙の冷たさと鋭さを携えた風だ。 切り裂くように頬を撫でた風は、一息のまに森を抜け、妖怪の山にまで達しているだろう。 その後に、雪が来た。 空は晴れわたり、雲などどこにも見当たらない。 どこからか運ばれてきた粉雪が蒼天に散る。 風花。 ひらりはらりと舞い踊る六花を見上げながら、パチュリー・ノーレッジは、ちいさくため息をついた。 「……さむい」 「そりゃ、そうだろう」 いつものパジャマみたいな服に、うえから一枚ケープを羽織っただけの格好だ。 もう十二月も後半に入っているのだから寒かろう。 ときどき吹き抜ける、風の精霊たちの行く先を見送りながら、紅魔館の庭園に二人で居る。 昨夜、積もった雪が、花壇のうえにうっすらと残っている。 また、一陣の風。 おおきく翻ったパチュリーの髪が、陽光に照らされて輝く。 よく手入れされた、さらさらの髪だ。 外出をあまりしないのは、髪が傷むのが嫌だからだそうだが、なるほど、自慢して良いレベルだ。 彼氏としての贔屓目を除いても、素直に美しい。 例えるなら……月か。 太陽の光を享けて、静かに柔らかな光を放つ月。 本人の性格からして、そんなとこが妥当かなぁなどと、帽子の飾りを見ながら思った。 「やっぱり、さむい」 「外に出るって言ったのは、パチュリーじゃないか」 「でも……さむいものはさむい」 どうにも我が儘なお姫さまである。 「で、クリスマスツリーに使えるようなモミの木って、どこにあるんだ?」 「もうすこし森の方。館の裏手あたりになるかな」 「了解、監督」 今日はクリスマス。 毎年の如く開かれる紅魔館主催のパーティの準備係が、今年はパチュリーだったというわけだ。 やることはいつもの宴会と大した違いはないとはいえ、巨大なクリスマスツリーの準備だけはひと手間かけなきゃならない。 監督の号令一声。 俺は作業服(香霖堂で見つけた)と大工道具一式を装備して、現場の踏査に赴いたわけだ。 5メートル程度の大きさは必要とのこと。 木を切り倒したあとは、妖精メイドも総出で紅魔館のホールに運び込むことになる。 「この樹なんかどうだ?」 「ダメよ。こういう穴のある樹木には、何らかの虫がついてるの」 彼女についているのは本の虫だけど。 さすがに知識は人数十倍だ。 何が気に入らないのか、林のなかを難しい顔でふよふよと飛びまわっている。 物事を知る、ということは、こだわりにも繋がるわけで。なかなか「これで良し」というのが見つからない。 俺も探しているふりをして、下から確かめる。白青縞。これで勝つる。 「これが良いわね」 上空から声。 真下に居た俺は慌てて根本を見ていたように振舞う。 あくまで自然に、そして優雅に。 「この木?」 「ええ。この赤黒い色もご立派な形も黒光りしてるようなツヤも、申し分ないでしょ」 バレてたらしい。俺は五体投地して謝意を表明する。 これでダメなら究極の土下座、『水揚げされたマグロ』で完全服従の態勢を取るしかない。 「……まあ、いいわ。その変わり今日は働いて貰うよ」 「へいへい」 ぶつくさ言いながらも、手にしたノコギリの刃を幹に当てる。 パジャマ娘は後ろでみているだけ。 金符あたりを使えば、すぐ終わるんじゃないかなーなんて思ったりもしたが、口には出さない。 せっかく久しぶりに二人きりなんだから、時間は有効に使わなきゃいけないじゃないか。 普段はほとんど図書館に詰めっきりだし。 あそこには誰か彼かがやってきては騒ぎを起こしていくところだから。 騒がしくも楽しい日常に不満を持っているわけではないけど、それでもこうやって過ごせる時は貴重なんだ。 彼女も、そう思っているのだろうか? 「さむい」 まだ三分の一くらいしかノコギリの刃は到達していない。 後ろで見ていたパチュリーが寄ってきたので、俺は動きを止めた。 「どうした?」 「私もやってみたい。身体を動かせば温まるでしょ」 「そうだなぁ……」 俺が逡巡してる間にも、パチュリーは勝手にノコギリを握ってしまう。 まあ、いいか。危なそうだったら助け舟を出せばいいし。 邪魔になるからすこし離れる。 両手でしっかりとノコギリを持って、ぎこちなく動かし始める。 ゆっくり進み、ゆっくり引く。 ほとんど切れてはいないけど、手堅い動きだ。 やがて慣れが生まれたのか、だんだんと動きが速くなる。 と、そこで刃の進みが急停止。引っかかったのか。 「むー。むー。むーーー! ……むきゅ~」 あ、回線が切れた。 「ストップ。ちょっと貸してみ?」 「貴方の真似をしてみたけど、なかなか上手くいかないね」 パチュリーの言葉はちょっと嬉しかった。 彼女の後ろ側から、手を添える形で俺もノコギリを掴む。 背後から抱き締めるようなかたちだ。 こうしてみると、やはりパチュリーはちいさい。 俺の首くらいまでしか身長ないんだから当然か。 そのまま、ゆっくりと手を動かす。 「力を入れ過ぎるとダメなんだ」 「こうかな?」 「そうそう。ほら、すんなり入ってくだろ」 「ほんとね。ちょっと気持ち良くなってきたかも……」 「じゃあ……もうちょっと大胆に動かしてもいいか?」 「うん。手加減、しなくていいよ」 すぐ近くにある彼女から、ふわりと香るのは彼女の名の元となった花の香り。 たまたま香霖堂で見つけたのをプレゼントしたんだが、使ってくれてたのか。 「やめた。ゆっくりやろうか」 「どしたの?」 答える代わりに、彼女を抱く力を強くする。 それだけでわかってくれるだろう。 「そうしようか。でも、パーティーに間に合うように、ね」 「おーけー」 これは、日常の間隙にある、ちいさなイベントでしかない。 赤黒くツヤのあるご立派なクリスマスツリー候補を切り倒してしまえば、また騒々しくなる。 繰り返すけど、それが嫌なわけじゃない。 でも、こうやって二人で居れる時間を大切にしたいとも思う。(それがノコギリで木を切ってるだけってことでも) これからも一緒に、ずっと一緒に…… ─────────────────────────────────────────────────────────── 新ろだ286 トントン、と玄関のドアを叩く音で、浅い眠りから目を覚ます。 続いて鍵の開く小さな金属音と、入ってくる客人の気配。 「起こしちゃったかしら?あぁ、いいから、そのまま寝ていて。大体の事情は聞いているわ」 聞き慣れた声に、布団の中で起こしかけた体を再び横たえ、顔だけを向けて挨拶を…… 「お゛ー……おはよう、パチェ。いつも済まないねぇ……ゲホゲホ」 「……何の話?それにしても酷い声ね」 我ながら酷い声が出たものだと思う。 「それはまぁ、風邪引きだから。でもあんたがお見舞いに来てくれるなんて、たまには風邪も悪くな……っくしゅん!」 「馬鹿言っていられる余裕はあるみたいね。あと私は本を回収に来ただけよ。期日になっても返しに来ないから」 クールに返しつつ、炬燵の上に重ねて置いた本を、手に取って確認しつつ回収していくパチェ。 「つれないなぁ」 「……冗談よ。とりあえずこれ、次にあなたが読みたいのはこの辺ね?」 はい、と渡された本を見てみると、確かに以前図書館で目を付けておいたもの。 「凄いな、よく分かるもんだ」 「以前に貸した本の履歴と傾向から、この辺りかなって。合っていたなら良かった」 「さすがは大図書館の主ってところか。ありがとう」 「どういたしまして。っと、ちょっと台所使わせて貰うわね。どうせまともなもの食べてないんでしょう?」 ちょっと照れたように微笑んで、何やら持ってきた荷物を開け始める。 「お、何か作ってくれるの?」 「お粥、持ってきたから、温めればすぐに食べられるわ」 取り出したのは小さな鍋とエプロン。 「……私が作ったわけじゃないのだけどね。作ったのは咲夜。だから味と栄養は保証するわ」 「なるほど、咲夜さんなら確かだな」 色々と完璧な人だからなぁ。 パチェの手作りも食べてみたかった気もするけれど、また機会もあることだろう。 「そういう訳だから、少し待ってて」 「あいよー。その間に着替えでもしておくかな……おぉ?」 パチェが、エプロンを着けている。どうやらメイドのものを借りてきているようだ。 「……何よ?」 これは……なかなか…… 「……意外と有りだな」 「……何がよ?」 「似合ってる」 「っ……ね、寝ぼけたこと言ってないでっ……私い、行くから」 わーお、真っ赤になってそそくさ出て行ってしまった。ストレートに言い過ぎたかなー。 新妻みたいな感じで、まで続けたらさらに大変なことになったのだろうか。 ……あれ?むしろ俺が恥ずかしい事言った?なんだか今になって急に……あー。 結局俺もなんだか微妙な気分になりつつ、上の空で着替えることになりましたとさ。 全部風邪が悪い。 「なぁなぁ、アレやってくんない?『あーん』ってアレ」 「……馬鹿なことばっか言ってないでとっとと食べちゃいなさいよ」 などといつものようにあしらわれつつ、のんびりと食事タイム。 ちなみにエプロンはもう外してしまった。残念。 「……ほら、口開けなさい」 「あーん」 なんだかんだ言いながらもやってくれるパチェ。さすが、話が分かるね。 「うむ、やっぱり普通に食べるより美味い気がする」 これぞ病人の特権。ビバ風邪引き。 「そんなわけないでしょ。さ、とっとと食べちゃいなさい。薬も用意してあるんだから」 「あーい。って、薬か……苦いの?」 「子供みたいなこと言うわね。これは私が調合したもの。だから苦さと効果は保証するわ」 「苦さは保証しないでくれていいんだけどなぁ……大人でも子供でも苦いものは苦いし。我慢できるかどうかだけの違いだろ?」 余談ながら、俺は注射も嫌いである。大人の現実ってそんなものだと思う。 「苦さと効果が比例するとは言わないけれど、効果を求めればある程度苦くなってしまうものよ。我慢しなさい」 「はいはい、分かってますよー……っと、ご馳走様」 「お粗末様。治ったらちゃんと咲夜にお礼言っておくのね」 「分かってるよ。それじゃ、あとは薬かな」 「少し待ってて。水取ってくるから」 はい、と渡された薬包を手に、静かに眼を閉じて覚悟を決める。 「……何大げさに悲壮感を演出してるのよ」 「や、雰囲気って大事だよな、と思って」 気を取り直して、コップを受け取る。 薬包紙を開いて、粉薬を一思いに口の中へ。間髪いれずに水で一気に流し込む。 「おぉ、さすが、豪快ね」 飲み干したコップを置いて、しばし瞑目。 「……覚悟、していたよりは、苦く、なかった」 「負け惜しみね」 文字通り苦い顔の俺を見てニヤニヤしてるパチェは意地悪だと思う。 「うるせぃ。あーくそ、これは確かに効きそうだ。よく効くだろうな。そういう味がする」 そうであってくれないと報われない。 「保証するわよ。さ、片付けはやっておくから、あなたは横になってなさい。薬が効いてくれば眠くなると思うから」 「あいよー。悪いけど、頼むな」 「気にしなくていいわよ。任せておいて」 食器を魔法で浮かべて運んでいくパチェを見送って、布団に潜り込む。 エプロンは台所に置いてきたらしく、あの姿のパチェをまた見られなかったのがちょっとだけ残念だった。 薄っすらと目を開けると、ランプの柔らかな光が、薄暗い部屋を照らしている。 「あら、目が覚めた?」 俺の隣で、炬燵に入って本を読んでいたパチェが、俺の目覚めに気付いて、栞を挟んで本を閉じる。 「あー……そっか、来てくれてたんだよな。ごめん、眠っちゃってた」 「謝らなくてもいいわ。気分はどう?」 「んー、結構楽になってきたのかな。どっちかというと眠気が強いかも」 「それはよかった。どれ、熱は……」 パチェのひんやりとした掌が、俺の額に当てられる。 「……まだ少し、ってところかしら。それでもこの調子なら明日には治りそうね」 「そっか、ありがとな。薬が効いたみたいだ」 「どういたしまして。眠いのなら、無理しないで眠っていいから」 そう言って柔らかく微笑む。そして、はたと思い出したように質問。 「あ、そうだ。今日はここに泊まって看ていくけれど、来客用の布団とかある?」 「あー、ごめん、無いんだ。想定の範囲外でした」 「やっぱり。この部屋見た時点でそうじゃないかと思った」 軽く溜息をつくパチェ。 「まぁいいわ。一緒に入れてもらうことにするけど、伝染さないでね……あと、あなたは病人なんだから、手出しも駄目」 「……それはなかなか残酷だと思うな」 「そもそも起きている余裕もないと思うけれどね」 その通りでした。実際かなり眠気が強い。 「さて、そろそろ寝ましょう。私も今日はもう寝るから」 言って、ランプの明かりを落とす。 「最後に、ちょっとだけ。目を閉じて」 とりあえず言われた通り、目を閉じる。 「ん、何か?」 「おまじない」 小さく囁く声と、直後、柔らかな感触、そして、ほんのり伝わる温かさ。 「ぅん……、ちょっとだけ、私の魔力を分けてあげる。自然治癒の助けにくらいはなるはず」 目を開くと、すぐそばにパチェの照れ笑い。 「目が覚める頃には、きっと治ってる。また明日、ね」 そう言って、俺の横に潜り込む。 「ん、ありがと、パチェ」 「どういたしまして。それじゃ、おやすみなさい」 「うん、おやすみ」 囁いて、なんとなく、手を握る。ちょっとだけ驚いたような気配。 「これくらいならいいだろ?……そういえば」 「……何?」 「や、うちの鍵、使ってくれたの初めてだなぁ、って思って」 「……忘れててもいいのに。意識すると恥ずかしいのよ、結構」 少しだけ強く、握り返す掌。 「また使う機会もあるでしょ、そのうち、きっと」 「そうだな……でも、嬉しかった。それだけ言いたくて」 「……うん」 取り留めの無い会話が、なんだか温かい。こういうのが幸せってやつなのだろうか。 ほとんど八割方夢の中に足を突っ込んで、ぼんやりと考えてみる。 明日は、今日のお礼に何か美味いものでも作って、パチェにご馳走してやろう。それから二人で…… ─────────────────────────────────────────────────────────── 新ろだ416 ゆっくりと一文字一文字を大切に読んでいく。ページが進むたびに『知識』として自らに吸収されていく喜びを 感じ、更なる知を求めてページを進める。しかし焦らずゆっくりと……その意味を噛みしめて進める。時折瞳を 閉じて、思考する。その言葉に秘められた思いや意味を。そしてそれを自分なりの解釈をしてから瞳を開けてま た読み始めていく。 静かに時が流れる。外からの音が届かぬ地下。そこに位置する図書館であるから当然だ。ゆえに邪魔するものなどなにもなく、集中して読書に励むことができるというものだ。 「まぁ、そんなセリフは、テーブルに足投げ出した上、その足を組み、読んでいる本が絵本じゃなかったらなかなか様になっていたでしょうね」 「・ ・ ・ 。無粋だなパチュリー。人がせっかく感慨に浸っているというのに」 「何が感慨よ……もっと別の物に浸りなさいな」 横やりを入れたのはこの大図書館の主であるパチュリー・ノーレッジ。能力は『火+水+木+金+土+日+月を操る程度の能力』 俺との関係は恋仲。別に紆余曲折は経ていない。ここに通って会話して、いつの間にか好きになって……って感じ。単純故に、その絆は深い。 理由?俺が彼女とそうなってからかれこれ数百年が経っているからだろ。つまり俺はもう普通の人間ではない。 れっきとした『魔法使い』だ。人間頑張ればなんとでもなるというのを、改めて実感したのはいい思い出であったりする。 まぁ、なんだかんだで紅魔館住人たちとも仲はいいし、楽しく暮らしているからなんでもいいがね。 「つーか……別のものって……例えば?」 「自分で考えなさいな。私は本で忙しいの」 だったら話しかけなきゃいいってのは野暮なこと。互いにそれは分かってる。何を要求されているのかも。 「だったらパチュリーに浸って溺れるとしますか」 そう言って後ろから抱き締める。パチュリーも栞を挟んで微笑む。見つめ合ったのち、唇が重なり合ったそして そのまま------------- -----隙間送りになりました。文句は日本の法律に言って下さい----- 追伸。第七ラウンドパチュリーダウンによるTKO ここまでくると後処理が大変とメイド長がぼやいていたのは内緒話 新ろだ819 「パチュリー様、魔理沙様、○○さん。お茶をお持ちしました」 「ありがとう、そこに置いておいてくれるかしら」 「……、はい。かしこまりました」 「ふぅ……なあ、お前達っていつもそんななのか?」 「そんな?」 「その、位置というか、なんというか――ああもう、見ていて胸焼けがしそうだぜ」 「時折だな」 「そうであってほしいね。何も二人一緒の椅子に座らなくてもいいじゃないか」 「あら、駄目なの?」 「駄目じゃないけど……仮にも人前なんだぜ?」 「俺としても少し恥ずかしいんだけどな」 「あら、初耳ね」 「なら降ろせばいいじゃないか……」 「しかしなぁ」 「何か理由でも?」 「降ろしたら降ろしたでパチェがむくれる。それにな、魔理沙」 「なんだ」 「あのパチェが"貴方は今から私の椅子になるの"なんて耳まで赤くしながら言って来たら――ふがっ!」 「……余計な事を喋る口はこれかしら」 「いひゃいいひゃいだまるからゆるひへ」 「まったく……」 「……そうだな、まったくお似合いだ」 「なっ……魔理沙までそんなこと言うのね」 「俺達の出すピンク色のオーラに中てられたに違いない」 「私まで含めないで欲しいわね」 「○○が出しているのは否定しないんだな」 「ああ、魔理沙……パチェが冷たいんだ。俺もう泣きそう」 「勝手に泣け」 「ああ、そうする。パチェ、ちょっとごめんな」 「へ?――きゃっ」 「うおーいおいおい」 「ちょ、ちょっと……離しなさい、どこ触ってるのよこの馬鹿ッ!」 「痛うおーいおいたい痛いおいおい、うおーいお痛いおいおい」 「お、お願いだから離し――あっ、やめ」 「……邪魔みたいだから私は帰るぜ」 「あ、魔理沙様、もうお帰りですか」 「ああ……あの様子じゃ私がいてもいなくても変わらないだろう?」 「あ、あはは、あはははは……」 「今度来る時はアレをどうにかする薬を持ってくるぜ」 「――お願いします。メイド隊一同、心待ちにしていますね」 「泣くほどか……わかった、頑張ってみる」 新ろだ942 紅魔館のテラス。 俺はパーティの喧騒を離れたここで、はらはらと降ってくる雪をぼんやりと眺めていた。 冷たい空気が、酔いで火照った肌に気持ちいい。 「ここにいたのね」 後ろからパチェの声。 こちらに歩み寄る足音を聞きつつ、振り向きはせずに軽く手を上げて答える。 「ああ、ちょっと酔い覚ましにな」 「あまり強くも無いくせに、場の雰囲気に飲まれて無闇に呑むから……」 そう言いつつニヤニヤ笑い、俺の隣にやってきたパチェが、両手に持ったワイングラスの片方を差し出す。 「でも、まだもう一杯くらいはいけるでしょう?」 「まあね」 苦笑しつつ受け取る。 パチェと呑む為に余裕を持って抜け出してきた……なんて言うのは少し恥ずかしいので黙っておく。 「「メリークリスマス」」 グラスが軽く触れて、済んだ音が響く。 そして一口。今夜だけで随分呑んだワインだが、今までの経験でもかなり良いワインのような気がする。 お嬢様から聞いた所によると、咲夜さん製の「短時間で作ったヴィンテージ物」だそうだ。 「しかしまあ、仮にも吸血鬼の館でクリスマスパーティってのはどうなんだろうな」 「そのツッコミは今更ね。レミィは……というかここの連中は皆宴会好きだから。要するに理由は何でもいいのよ」 「ははは、違いないな。俺も似たようなもんだし」 続きを少し迷ってから、結局口にする。 「パチェに会えるなら理由なんて何でもいいや」 ……今では反省している。 さすがに勢いで口にするには恥ずかしい台詞だった。 「また恥ずかしいことを……でも、嬉しいわ」 「はは、自分でもそう思った。酒の勢いって怖いなー……そうだ、これ、プレゼント」 笑って誤魔化しつつ、さらに強引に話題転換。 バッグから取り出した箱を差し出す。 「あら、ありがとう。私も用意したのだけれど……考えてみると男の人にこれはないわね、我ながら」 パチェが差し出した掌の上には、薄い紫色のリボン。 「念じるだけで霊撃が発動できるようにしてあるから、護身用にと思って。」 「なるほど、パチェらしいな。助かるよ、ありがとう」 受け取ったリボンをどこに着けるか少し迷って、左の手首に結んでおく。 バッグに付けておいてもよかったけれど、せっかくだから自分の身に着けておきたかった。 「3回分の魔力しか込められないから、使ったらまた私が込め直してあげるわ」 「了解。これでここにも来る道中も安心だな」 「足止めくらいにしかならないから、気をつけてね。あ、こっちも開けていい?」 俺が頷くと、パチェは包装を解いて箱を開いて中身を取り出す。 入っているのは、コーヒーカップと栞。 「最初はカップに目を付けてたんだけど、可愛い栞があったからついおまけに」 「ふふ、ありがとう。大切に使うわね」 「それはお互い様だな。俺も大切にするよ」 そうしてお互いなんとなく微笑んで、軽くキスを交わす。 「本当に、いいクリスマスイブになったわね」 「そうだな。他の連中もなんだかんだ楽しんでいたし」 あれからパチェの自室に場所を変え、二人で他愛ない話をしながらのんびりと呑むこと数時間。 パーティはひとまずお開きに、あとは皆それぞれで好きなようにやる、という流れである。 そしてなんだかんだでずっと呑んでいたので、俺もパチェもすっかりほどよく出来上がってしまっていた。 「……あら?」 「ん、どうした?」 「お酒がもう無いわ」 空になったボトルを置いて、俺の手元のグラスをじっと見つめるパチェ。 「俺の、呑むか? 俺はそろそろ限界だし」 「そうね……あ、ちょっと待ってて」 グラスを差し出す俺を制止して、ソファーの、俺のすぐ隣にちょこんと座り直す。 アルコールのせいだけではないだろう、紅に頬を染めて、上目遣いで俺を覗き込む。 「……呑ませて」 酒精が回りきっている頭でも……あるいはそのせいか、即座に理解できた。できてしまった。 「ちょっ、おまっ、酔ってるだろ?大丈夫か?」 「大丈夫じゃないわよ。酔ってるもの」 俺の腕をきゅっと掴んで、一息置いて続ける。 「……貴方に」 小さな声で囁いただけなのに、やけにはっきり聞こえた気がする。 ただでさえ酒で火照った頬が、さらに熱くなるのをはっきり感じた。 ……さすがに、反則だ。 「ったく、恥ずかしい事を……分かったよ」 一口、ワインを口に含んで、パチェを抱き寄せる。 俺の腕の中にすっぽり収まったパチェは、静かに目を閉じる。 そして唇が重なる前に、そっと囁いた。 「愛してるわ……○○」 夜は、まだ始まったばかり。 新ろだ2-139 昔から、本が好きだった。 小学校の頃から、肩書きは決まって図書委員。読破した書籍の数は既に数えるのを放棄した。 文芸書から漫画から、ジャンルを問わず様々な本と付き合ってきたが故の夢。それが今、ここ幻想郷で形になった。 そう、本屋だ。 古くから在り続ける洋館を思わせる雰囲気。無縁塚に通いつめて手に入れた外界の書籍から、果ては魔道書まで網羅した豊富な品揃え。決して大きくは無いけれど、この日の為に汗水その他諸々を流して貯めに貯めた資金を総動員して創り上げた、夢の結晶(カタチ)。 「やぁ、とうとう完成したのか」 「先生、来てくれたんですか」 現れたのは、住居や仕事を紹介してくれた恩人、上白沢慧音さん。彼女がいなければ、今こうして夢を叶える事は出来なかったかもしれない。 「いい店じゃないか。おめでとう」 「ありがとうございます。これも先生のおかげですよ」 「何、私は背中を押しただけだ。頑張ったのは他の誰でもない、君だよ」 賞賛の言葉が少し照れくさい。 「まあでも、恩人割引でもしてくれると嬉しいかな」 「はは、善処いたします」 と、これが一週間前の話。 この時は店が完成した喜びと、これからの店主ライフに胸が躍っていた。白黒の盗人の存在 など知るよしも無く。 「持ってくZE☆」 「持ってくなぁぁっ!」 そして今日も今日とて彼女、霧雨魔理沙は我が生き甲斐を奪ってゆく。初めはツケで買っていくだけだった。良い友人であったし、それ自体にさほど不快感は抱かなかった。が、この甘さが命取りだった。何時まで経ってもツケが支払われる気配は無く、支出ばかりが増えてゆく。 「うちは貸し出しはやってないんだよ!」 「ちゃんと買ってるぜ」 「溜まったツケを払ってから言えっ!」 「私とお前の仲じゃないか」 抗議の言葉も何処吹く風。こちらの制止を振り切って店を出て行った。悲しいかな、何の能力も無い一般人には魔法使いを止める術は無いのだ。 無力な自分を嘆きつつ、散らかった店内を片付ける。と、来客を告げる鐘が鳴った。 「ごめんください……っと、取り込み中だったかな」 「ああ、霖之助さん。いいですよ、ちょっと片付けていただけですから」 抱えていた本を棚に納め、脇から椅子を出す。 「すまないね。そういえば魔理沙がここを飛び出していくのを見たんだが……その様子だと、“また”か」 椅子に腰掛け、溜息をつく兄貴分。その姿は保護者そのものだ。 「けど、出来ればあまり怒らないであげて欲しい。あれで根は良い子なんだ」 「わかってますよ」 でなければとうの昔に縁を切って出入り禁止にしている。といっても、そんな事お構い無しなのが彼女ではあるのだが。 店内をぐるりと見回す霖之助さん。その瞳は、歳相応の大人びた物にも未知の物を前にはしゃぐ子供のようにも見えた。 「それにしても、色々な本があるね、ここは。規模は違えど、紅魔館の図書館を思い出すよ」 紅魔館。 その言葉に聞き覚えがあった。吸血鬼の姉妹が住まう紅い館。人間とは縁遠い場所と思っていたが、図書館があるという所に興味を抱いた。魔道書の類なら自分の店でも扱っているが、内容までは理解できず、それらしい値をつけて売っているに過ぎない。しかしその図書館なら、その図書館の主と話が出来れば、魔法使いになるとまでは行かなくとも、魔道書の価値くらい測れるようになるのではないか。 「興味があるみたいだね」 はたと我に返ってみれば、商品を片手に霖之助さんがこちらを見ていた。客を前にして思案に耽るとは、店主失格だ。 「す、すいません、ちょっと考え込んでしまって」 「……行ってみるかい?紅魔館に」 渡りに船ではあるが、同時に寝耳に水でもあった。確かに興味は尽きないが、目の前の半妖の紳士ならともかく只の人間が踏み入って良いのだろうか。遠慮がちに問うと、霖之助さんは笑って、 「問題ない。僕も付き添うし、何より君が考えているよりあそこの住人は紳士的さ。彼女なら君の事を気に入るんじゃないかな」 彼の言う“彼女”がどんな人物、いや人外なのかは判らないが、顔の通っている霖之助さんが同行してくれるのなら、いくらか安心できる。そう思った途端、件の図書館への興味はどんどん膨れ上がる。 「……お願いできますか?」 「勿論。友人の頼みだ、断る理由は無いさ」 「大きい、ですね」 紅魔館を前にしての第一声。想像通り、立派な洋館だった。 「あれ、香霖堂さん。今日はどうなさったんですか?」 見惚れていると、門の内側から長身の女性が姿を現した。紅い長髪に長いスリットのチャイナ服がよく映える。起伏の大きい肢体と相まって、目のやり場に困ってしまう。 「図書館に用があってね。取り次いでもらえるかい?」 「判りました。少々お待ちください」 霖之助さんと二つ三つ言葉を交わし、館の中に入…ろうとして、振り返りこちらを見た。 「あの、そちらの方は?」 「僕の友人だよ。彼に図書館を見せてあげたくてね」 了解しました、と今度こそ紅い館に消えていった。 「綺麗な方ですね」 特に胸が。という言葉は飲み込んだ。 「ちなみに彼女も妖怪だよ」 絶句。改めてここが自分の知識とかけ離れた世界なのだと実感した。 数分の後、現れた銀髪のメイドに連れられ、紅魔館に踏み入った。外見以上に広い館内を無言で歩く。紅い絨毯の上を歩くなんて経験が一度も無く、どうも緊張してしまう。そんな心境を見透かすように、前を歩くメイドが振り返った。 「緊張なさらずとも、とって食べたりしませんわ」 くすりと淡く微笑み、再び前を向く。そうは言われても、こんな格調高い場所に来る経験の無い人間としては、嫌が応にも背筋がぴんと伸びてしまう。 十分程歩いただろうか。一際大きな扉の前で足を止めた。 「パチュリー様、お客様をお連れしました」 扉の向こうからの「入ってもらって」の言葉を受け、ギイと音を立てて扉が開いた。 その光景に、一時呼吸を忘れてしまった。 見渡すばかり本、本、本。図書館と呼ばれる事からかなりの蔵書量なのだろうと予想してはいたが、いかんせん度を越えていた。 「あら店主。今日はどうしたの?」 数える気も失せる程の棚の奥、線の細い少女がいた。 「やぁパチュリー。ちょっと友人にここを見せてあげたくて」 霖之助さんの言葉に眉を顰め、視線をこちらに向けるパチュリー嬢。 目は口程に物を言う、という言葉がある。この場合用法が若干違うが、言葉が要らない事は事実だ。交わる視線。その瞳から、彼女が自分と同じ苦労を知っている事が手に取るように理解できた。 目が離せない。それは向こうも同じなようで、こちらの目を見たまま腰を上げる。さながら磁石のように互いに近づき、自然と互いの手を取って。 「……苦労してるんですね」 「……苦労してるのね」 同志に、出会った。 話の弾む事弾む事。気がつけば日暮れまで話し込んでいた。 「……うあ、もうこんな時間だ。そろそろお暇するよ」 紅茶の礼と共に席を立つ。 「ごめんなさい、引き止めちゃって」 「や、そんな事無いよ。色々良い話が聞けたし」 何より同志と出会えた事が嬉しかった。 霖之助さんに声をかけ、部屋を出ようとした所で違和感に気付いた。振り返ると、パチュリーが上着の裾をそっと握っていた。 「あの、また何時でも来てもいいから。もっと話、したいし」 「ん。また来るよ」 夕日の所為か、仄かに顔に赤みが差して見えた。 「楽しんでもらえたみたいだね」 帰りの道すがら、霖之助さんがそう話を切り出した。 「はい。今日は本当にありがとうございました」 彼がいなければパチュリーどころか紅魔館そのものと関わる事は無かっただろう。彼には感謝してもし足りない。 「お礼に今度割引させてもらいます」 「楽しみにしてるよ。ところで、また行くのかい?」 パチュリーの所の事だろう。頷くと、一瞬思案げに瞳を揺らし、 「……魔理沙のいない時にした方が良い」 「は?」 なんでもないとはぐらかされ、会話はそれきりになった。 霖之助さんと別れ一人帰り道を歩きながら、思い出すのは紫色の彼女の姿。 ――もっと話、したいし―― 何でもないやりとりの筈なのに、その声や表情が不思議と記憶に残っている。 「うん。また逢いに行こう」 遠からず来る再会の時を、楽しみに思った。 新ろだ2-158 (前略) 「くらいやがれ! 獄炎大車輪斬(メギド・トルネード・スラッシュ)!!」 オレの突き出した必殺のビースト・ランスがヤツの額に食い込む これには、いかに邪悪の化身ホワイトフェイスとてひとたまりもあるまい この一撃で、ストーン・イーターをはじめとする化物を全て滅してきたのだ しかし、ホワイトフェイスは口元に笑みを浮かべる 「しょうことも なし」 ヤツが身じろぎ、オレのビースト・ランスが砕け散った 「なん……だと……」 そして、ヤツの尾の一撃に、オレは生涯初の手傷を負ったことに驚愕し、気を失う 脳裏に走るのは、ヤツの計略により記憶を失った、愛しい病弱な少女の顔だった 続く 「なんというか……あいかわらずパチェの魔道書にも匹敵しそうな独特な作風ね?」 「レミィ、そんな気を使った表現をしなくてもいいわよ でも、これが今じゃ人間に大人気の物語なのよね」 「これが連載されるようになって、あの天狗新聞の売上が急増したって言うしね」 「幻想郷には、新聞や史記のような読み物や書物はある」 「けれど、娯楽物としての読み物は、この図書館に流れ着いてきたものくらいしかない そこに目をつけたのは、さすが外来人といったところかしら」 「それに人間が頑張るってところも、受け入れやすさの一つでしょうね」 「しかし、オリジナルだから仕方ないし、いまさらかもしれないけれど この書き方は何とかならないものかしら?」 「それは無理ね 永遠亭で、不治の病とされる[厨二病]と診断されたらしいし でも、今まで小説と言う娯楽を知らない一般人は、このくらい刺激的な文章の方がいいみたい」 「私には理解できないわ……」 「しかし、〇〇もまさかこんな形で物書きになるなんて思わなかった」 「司書見習いの仕事をほっぽって一年も書いてるというもの、正直どうかと思うけどね 何のために図書館の奥に住んでるか分からないわ」 「一年……ねぇ、その間に、〇〇からかけられたアプローチは何回?」 「…………企業秘密」 「ええ!? そこが一番大切なんじゃないですか!」 「出たわねブン屋」 「毎度毎度、うちのメイド長並に神出鬼没なんだから あと、何で図書館に入ってるのか説明を求めたいんだけど」 「いや、だって次の新聞日は明日ですから、〇〇さんから原稿をいただこうと思いまして」 「で、まだできてないから、暇つぶしに私とパチェのところに来たと」 「そうなんです!」 「けど、あんたのとこの新聞は不定期販売じゃないの 〇〇も苦労するわね」 「それでも物書きたるもの、締め切りは絶対の掟なんです! あと五時間で書きあがらなかったら、プロットでも下書きでもそのまま載せると言ってありますよ!」 「それは、吸血鬼と恐れられる私でも引くわ」 「それを載せられるほうはたまったものじゃないわね 物語の下書きを見られる事ほど恥ずかしい事はないと言うし」 「それで、さっきの話の続きは? 〇〇さんが、パチュリーさんにアプローチをかけていたというのは」 「企業秘密」 「あら、いいじゃないパチェ あなただって別に悪い気がしてるわけじゃないでしょう?」 「それは……そうだけど」 「じゃあ決まりね、一つだけ話してあげるわ」 「やった! さすがレミリアさん話わかる!」 「ブン屋、今回の話では最後に少し出てる程度だけど、このヒロインの特徴を言ってみなさい」 「病弱で本好きな図書委員、ですよね?確かにパチュリーさんに似てるとは思いましたけど」 「そう。でも〇〇は最初、そのヒロインを[戦う事もできる、図書館に引きこもりの病弱な魔女]とするつもりだったのよ」 「レミィ、それ、私も初耳なんだけど」 「そうよね、言ってないから」 「…………」 「パチュリーさん、スペルカードはしまってください! それで、〇〇さんは何でやめちゃったんですか?戦うヒロインが嫌だったとか?」 「それが傑作なのよ、偶然修正前の原稿を見つけて〇〇に聞いたら 『パチュリーを映したキャラを戦いに出して傷つけるなんて俺にはできねえっ!!』 ですって」 「きゃあっ! 〇〇さんカッコ悪すぎてむしろカッコいいかも!」 「……そういうことは、まずはブン屋よりも私に言う事じゃない?」 「言ったじゃない、今」 「………………」 「だからスペルカード、しかも三枚同時に使おうとしないで下さい! でもパチュリーさん、いつまでもこのままじゃいけないんじゃないですか?」 「……別にいいでしょ」 「良くないです このままじゃ記事にならないじゃないですか」 「それは別にしても、いいかげん答えを出してあげなきゃ、〇〇だってかわいそうよ それとも、〇〇はこっちでもらっていいのかしら? 私も男手が欲しいのよね」 「レミィ、ロイヤルフレアで擬似太陽でも作ってほしいの? それに……私だって、〇〇のことは嫌いじゃないけど、なんていうか……」 「踏ん切りがつかない、ってことですね、それじゃあ、賭けをしませんか? 〇〇さんは、あと5時間以上は確実にかかるような原稿を抱えています それを、3時間で終わらせられたら〇〇さんの勝ちとして付き合う 駄目なら今のままっていうのは」 「それに何の意味があるの?」 「何も無いです、でも踏ん切りをつけることなんてこんなつまらない、ちょっとしたきっかけでいいんですよ」 「いいじゃない、どっちにしたって、パチェにとって悪い話ではないでしょう?」 「それじゃあ、私はこの事を〇〇さんに伝えに」 「できましたああああああアアアッ!!!!」 「賭けが始まってから二秒、〇〇の勝ちね」 「いえ、まだ私が伝える前ですから-1分ちょっと 〇〇さん完全勝利です」 「ちょっと待って、五時間はかかる原稿じゃなかったの?」 「そうですよね、〇〇さん、何があったんですか?」 「愛の力です」 「愛の力ですか、それじゃあしょうがないですね」 「愛ならしかたないわ」 「いや、そのりくつはおかしい むしろ何でこの賭けがわかったのよ あなたの机はここから結構離れてるでしょ」 「ラブ・テレパシーです」 「ラブ・テレパシーならしょうがないですね」 「ラブ・テレパシーならしかたないわ」 「はぁ……もうつっこむのも馬鹿馬鹿しい けど、あなたの変体じみた能力はともかく、賭けは私の完敗みたいね」 「え、パチュリー……それじゃあ」 「いいわ、つきあってあげる でも、幸せにしてくれないと、ずっとここに引きこもるわよ それで、今日はこれからどこに連れて行ってくれるのかしら?」 「承知! それじゃあ今日は初デートとして……」 「あ、〇〇さん 今日は無理だと思いますよ」 「え? 原稿は今渡したじゃん?」 「ええ、けど、私はあなたたちの事を今から大急ぎで原稿にまとめて、明後日号外を配ります つまり明日は号外刷りと新聞配達でここにはこれません で、あなたからもらったのは明日の分の原稿だけです」 「は?」 「つまり……明後日の新聞の原稿も、ここで書いてくださいね それじゃ! 夜には取りに来ますので!」 「あっ!? コノヤロ! 逃げやがった!」 「〇〇、パチェ、どうするの?」 「〇〇、デートの約束はどうなるのかしら?」 「どうするもこうするも…… 書くっきゃないだろうがああああああああああああああああああッ!!!!」 その後、号外は、佳境に差し掛かった〇〇の書いた物語とともに配られた そこには、二日前に撮られた と書かれた二人のデート現場がばっちりと押さえられていたという
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チュリースユーロ/マジヤバ最強伝説/DJ Command feat. 鋼兵 めっちゃいんじゃない今日もテンション ブチアゲじゃない? 盛ってくっきゃない アクセ最強装備デンジャラス たった一度の 派手な人生 無謀?苦悩?蹴っとばせフィーバー イケ嬢連れて今夜もオールでワイヤイヤイトゥナイ マジで いっちゃってキング ゴージャス最高 シャンパンコールで さぁもう一本 飲んじゃって 超キメちゃって so let s dance チャラリラリ ハイ!ハイ!ハイ! いっちゃってキング 俺最強 ヤバいあの娘と さぁもう一線 越えちゃって 超咲いちゃって so shake hip チャラリラリ ハイ!ハイ!ハイ!
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一週間少女 パチュリー 五行術の使い手 効果キャラクター HP1 AP1 DP1 MP5 維持コストN1 種族 魔法使い 召喚にLP1を必要とする。 このカードは「パチュリー・ノーレッジ」として扱う。 「火」「水」「風」「地」「金」属性のいずれかが関係するマジックカードを発動する時にのみ効果発動。 詠唱-1もしくは効果量+2 出典 東方project 更新者 鴉乃 パチュリー・ノーレッジの別バージョンキャラクター マジックカードのスペシャリストとして相応しい効果を持つ。 詠唱-1か効果量+2は選択式。 即時発動魔法には迷わず効果量を取るべき。 ファイアボルトが3ダメージというのは驚異。 カラミティインパクトに関しては5ダメージにもなる。 魔法使いとしてはマディションと並んで最高のカード。 属性が異なるとただの効果無しのカードになってしまう。 投入するマジックは吟味すると良いだろう。
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キャラ名 HP 攻撃 防御 知力 射程 速度 特技 パワーゲージ スペルカード ★パチュリー 600 65 85 95 5 2 鉄壁 術式 バラマキ 7 日符「ロイヤルフレア」 スペル効果 範囲内の敵パーティ全てに、知力判定ダメージを与える。 スペル詳細 ダメージ:270±(自パーティ知力-対象パーティ知力)*1.5 大図書館の主である魔法使い。 見かけどおり身体が弱いので、滅多に本の傍から離れることはない。 彼女の姿を紅魔館の外で見掛けることは希であろう。 編集Ver:1.2.6 考察 圧倒的な知力と守備を見せる固定砲台を思わせる魔法使い。HPが450と低いのであまり居座れないのが現実ではあるが。 それでもステータスは割と高めで目立つのはひと目で分かる扱いにくさである。 スペルカードは範囲内の敵全てにお互いの知力依存でダメージを与えるというもの。 範囲は凄まじく広く、相手が油断すれば3部隊すっぽりなんて朝飯前と言ったレベルの広さを誇る。 また威力も非常に高く本人の知力が高いのでよほどの相方でない限り、350平均は与えられると思っていて問題ないだろう。 ただし消費パワー7とすぐに連発出来ないパワーの重さがあるのである程度はしっかり通常戦闘で削る必要がある。 本人の攻撃が65と低めなので他の部隊でも削ることを意識しよう。 足の遅さから追いかけて倒すというのが苦手なので先回りしたり追い詰めて仕留める必要がある。 不安かもしれないが、知力も高く相手としては石を割られるのを嫌がるはずなので隙あらば前に出ることを意識しよう。
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加入条件 解説 能力ステータス 式神スキル 式神パッシブスキル コメント 加入条件 サントラを認識させた後、紅魔館の左の部屋にある箱を開ける 解説 サントラ購入特典の式神、式神になったパチュリー(ver2,03でラスエレメンタルが修正されています) 専用技ラスエレメンタルは、エレメント属性の威力を上昇させる効果を持つ 各属性魔法に加えて、魔法防御やエレメント攻撃アップのパッシブを持つので非常に扱いやすい 能力 ステータス Lv HP MP 力 体力 器用さ 素早さ 賢さ 運 1 0 4 1 1 1 1 3 2 5 0 5 1 1 2 1 4 2 10 0 7 2 1 2 1 5 3 15 0 8 2 1 3 2 6 4 20 0 9 3 2 3 2 7 4 30 0 12 3 2 4 3 9 6 40 0 15 4 3 5 4 11 7 50 0 24 7 5 8 6 18 12 60 0 30 9 7 11 8 23 15 70 0 37 11 8 13 10 28 18 80 0 40 12 9 14 11 31 20 90 0 44 14 10 16 12 34 22 99 0 47 15 10 17 13 37 23 式神スキル 名称 系統 消費MP 範囲 遅延 属性 説明 習得条件 ラスエレメンタル - 48 世界 1 - 火水地雷属性を強めるフィールドを張る。フィールド ラスエレメント 最初から 火の鳥 魔法 18 敵全体 3 火 全体に火属性のダメージを与える。 威力 120 Lv30 ダイヤモンドダスト 魔法 18 敵全体 3 水 全体に水属性のダメージを与える。 威力 110 Lv31 ストーンシャワー 魔法 18 敵全体 3 地 全体に地属性のダメージを与える。 威力 105 Lv32 轟雷 魔法 18 敵全体 3 雷 全体に雷属性のダメージを与える。 威力 130 Lv33 式神パッシブスキル 番号 説明 習得条件 1 火水地雷光闇の詠唱速度:+5% 最初から 2 火水地雷光闇の威力:+5% 最初から 3 魔法防御 25 Lv30 4 魔法反射 10% Lv50 5 ランドへの影響 +33% Lv70 6 火水地雷光闇属性の魔法が必殺する 5% Lv90 コメント ラスエレメンタルがぶっ壊れスキル、初心者救済用かもしれんが。パッチで弱体化しないのであれば楽に進みたい人以外は自重しないとつまらないね -- 名無しさん (2012-06-01 12 37 44) 祭唯一のバランスブレイカーだな、本編の時点でも使用出来るし、ラスエレ自重しないと魔録がダンジョン進むだけのゲームになる -- 名無しさん (2012-06-01 14 03 58) レベル上げや式神、武器素材集めの時にサクサクやりたいなら迷わず装備しよう -- 名無しさん (2012-06-01 15 38 16) チ-トすぎるラスエレ、EXがただのぬるげーになる -- 名無しさん (2012-06-01 15 58 44) 3倍というのは検証した数値ですか? 2.5倍ぐらいに思えますが -- 名無しさん (2012-06-01 16 57 50) 自分も2.5倍だと思います -- 名無しさん (2012-06-01 17 03 05) パッシブ「魔法防御 25」 LV.30で覚えました -- 名無しさん (2012-06-01 17 24 13) ぶっ壊れなら使わなければいいだけで使ってダンジョン周るだけゲーつまんねってなるのはただの自己中だからいいんじゃね?公式が強すぎと判断すりゃクイックタイムやチェイスみたいに修正されるだろうし。とりあえずパチュリーが可愛いからドロップ集めの時にでも使うかな。 -- 名無しさん (2012-06-01 17 36 54) 攻略をこれ前提でやってる人とやってない人で大きく違うな -- 名無しさん (2012-06-01 18 24 05) 特典式神だから弱体化かけようにもかけずらいんじゃないんかね?したらしたでここの米欄でもgdgd文句言う奴ばっかになるだろうし -- 名無しさん (2012-06-01 18 27 02) 使ってみたらあれだけ苦労した魅魔様がカオスフレア一撃で2形態目飛ばして死んだわ・・・ -- 名無しさん (2012-06-01 18 28 46) 説明文も何もついてないし、今の性能は仮性能で次パッチで効果変わりそうな気もするねラスエレ -- 名無しさん (2012-06-01 18 36 11) ラスエレ修正、2,02まで10倍になってたみたい -- 名無しさん (2012-06-01 20 07 55) そりゃ威力がおかしくなるはずだわ・・・ -- 名無しさん (2012-06-01 20 21 41) 前のデータ消しちゃってはじめからやってるのでさくさく進めてよいですw 2.02のままでまだいいな -- 名無しさん (2012-06-01 21 25 00) 10倍クッソワロタwwwつえーに決まってんだろそりゃww -- 名無しさん (2012-06-01 22 18 41) 10倍www 強すぎだろ -- 名無しさん (2012-06-01 22 41 52) 修正されてもまだ使えるレベルですかね?まだサントラだけ配送が遅れてるので確かめられない -- 名無しさん (2012-06-02 01 12 52) 余裕で使えるってか、これ本編序盤でも入手出来る式神だからね -- 名無しさん (2012-06-02 02 00 04) この修正で敵に暴れられることなく使えるようになったので、安心して使えるな -- 名無しさん (2012-06-02 03 09 12) 2.03にてラスエレメンタルは消費MP36、遅延7になった模様 -- 名無しさん (2012-06-02 06 34 36) 消費・遅延0はデバッグ性能のままだったんだろうか -- 名無しさん (2012-06-02 06 42 30) 後、発動が著しく遅くなった模様 最遅ではない -- 名無しさん (2012-06-02 06 58 46) 修正のお陰で消費MPが大幅に増え、威力も下がり序盤で入手しても猛威を振るえない良調整 MPが増えてきた後半では威力が下がったことにより、敵からの属性攻撃の威力はそこそこに抑えられ、こちらのダメージは狙って属性攻撃を打てるので安定して与えられる まだまだ使える式神 -- 名無しさん (2012-06-02 07 06 07) 輝夜とセットがオススメ -- 名無しさん (2012-06-06 13 05 59) パッシブや修得スキルが蒼神のパッチェさんみたいだな -- 名無しさん (2012-06-06 14 13 26) ver2.07 ラスエレ修正されすぎてコスト的に使えない子に変わった? -- 名無しさん (2012-08-31 23 24 07) 今となっては祭では微妙だな LV30ちょいの本編では活躍しそうだが -- 名無しさん (2013-01-09 05 32 49) 名前 コメント
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『 ○○は外来人だった 幻想郷に来たのはほんの偶然で○○の意志とは関係無かった、だが○○はそこで素敵な生活を送ることとなる きっかけは○○が転移したのが真っ赤な館の前だっただけだ たまたま館の主人が○○を館の中に招き入れた 丁度その時期に使用人の数が足りていなかったので、働く代わりに衣食住を保証してくれると言うのだ その館の内部は血液のような赤を基調としていた 「紅魔館」というらしい 紅魔館の使用人は皆背中に羽が生えていた 後に聞くと使用人のほとんどは妖精のようだ そんな中やっていけるかと不安だったが○○に課された仕事は簡単な雑用と買い出しくらいだった たまの自由時間は紅魔館の地下にある大きな図書館で暇を潰した ○○は本を読むと同時に図書館の持ち主、パチュリー・ノーレッジとの会話を楽しんでいた 彼女は物静かで初めこそ暗い印象を受けたが、話していく内に○○と打ち解け友情が芽生えていった 今日も○○が図書館へ出向く、仕事終わり、彼女との会話を楽しみにしているのだ ○○から彼女へ話しかける ○○にとってこの館では彼女くらいしか話し相手がいない 仕事中も彼女のことばかり考えてしまっている 彼女も前に比べて楽しそうに○○と受け答えをする 自分の部屋に帰る○○ だがまだ彼女と話したがっていた 赤い長い廊下の途中で彼女との会話を思い返し1人で反省会を開く その反省会はベットの上でも続いていた ある日、○○が買い出しの命を受けた ○○にとって久しぶりの外出だった たまの休みの日でも図書館に入り浸ってしまうからだ ○○は記憶を頼りに人里に歩を進める なんてことない道だが前いた世界に比べて道の舗装が完全ではない加えて外出は上記の通り久しぶりだったので○○は道端で転んでしまった 膝を擦りむいて血が出てしまっている そんな彼を見つけて声をかける女がいた 女は○○を心配して手ぬぐいを膝に当てた 女曰く、その手ぬぐいはボロなので○○にくれるという ○○は女の優しさに心から礼を言った ○○は人里で買い物を終え 紅魔館に帰還する その手には買い出しの品物と懐には女に貰った手ぬぐいがあった 館のメイド長に品物を渡し、今日の仕事はあがりとなった ○○はいつも通り図書館に向かう 今日あったことを彼女に話した 出かけたこと、血が出たこと、女のこと、手ぬぐいのこと、 すると彼女はその手ぬぐいを洗うと言い出した 彼女は魔法が使えるのでそれを使って綺麗に血をとってやると ○○は彼女に感謝して血で汚れた手ぬぐいを渡した ○○は赤い廊下でいつも通り歩きながら反省会を開いた 彼女と話したこと、それと今日は女と手ぬぐいのことも考えた それから○○が休日の日に図書館にいくのは少なくなっていった 仕事終わりは図書館に出向くのだが、休日は人里へ出向くようになった 人里に出向く理由は手ぬぐいをくれた女と会うためだった 女と話したあと紅魔館に戻り、話したことを彼女に伝えるのだった そんな○○の話を聞いて彼女はとても悲しくなった いつの間にかパチュリー・ノーレッジ、彼女には○○に対する恋愛感情が芽生えていたのだった だが○○はその事に気づいていない 今日も密かに思いを寄せる彼女に他の女との話をするのだった ○○はあの廊下で歩きながら反省会をする だが彼女の思いには気づいていない 今回は2連休だ……明日も女に会いに行くつもりだ 』 パチュリー「…って書いてあるんだけど?」 ○○「な!?ええ、」 ○○「なんで俺のことが書いてある本があるんですか!」 パチュリー「作ったのよ」 ○○「え、」 パチュリー「レミィの血とあなたの血と私の魔法でね」 パチュリー「自動であなたの運命を書き起こしてくれるの、過去にあったことと少し未来の運命もね」 ○○「まさかあの手ぬぐいについた血を使ったんですか…?」 パチュリー「ええそうよ!手ぬぐいを綺麗にして残った血はどうするとも言ってなかったから」 ○○「ずる!」 パチュリー「はーん!何がずるいのかしら!私の気も知らないで他の女になびいちゃって!私なんも悪くないもんね!」 ○○「人権侵害ですよ!人権侵害!こんなにキツく縛って!」 パチュリー「あーもう、うっさいわねー!」 パチュリー「そんなに嫌なら解放してあげるわよ」 ○○「え、いいんですか?」 パチュリー「ええ、いいわ、」 パチュリー「あの女の所でもどこでもいけばいいじゃない」 ○○「えぇ……」 パチュリー「行かないの?私の気が変わるわよ……」 ○○「…じ、じゃあ行ってきます!」 …… パチュリー「ふーん、ほんとに行っちゃうんだ……」 パチュリー「まぁ、別にいいけどね」 『彼女はこの後の展開を知っているかのように笑った』
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パチュリー、ウッ! ぱちゅりーうっ 【空耳】[兄貴] 08-09-28作成 random_imgエラー:ご指定のファイルがありません。アップロード済みのファイルを指定してください。 パチュリー、ウッ!とは、パンツレスリング軍曹編における兄貴の発言に対する空耳。 軍曹編において、新兵の教官に扮する兄貴が(この映像の兄貴の格好はハートマン軍曹に似ている。上半身裸であること以外は・・・)、なかなか起きない新兵を叱咤するために発した言葉の空耳である。 「パチュリー」とは一般に、日本語では「パチョリ」とも表記される、インド原産の植物でハーブの一種(Wikipedia)である。 ただし、この空耳の「パチュリー」については、東方Projectのキャラクター、「パチュリー・ノーレッジ」の事と解されている(キャラ名の由来も「パチョリ」であるらしい)。 兄貴がパチュリーでウッ!なんてのはおかしな気がするかもしれないが、兄貴はバイセクシャルなので問題はない。さすが兄貴である。 兄 貴「パチュリー、ウッ!」 パチェ「どういうことなの・・・」 兄 貴「仕方ないね」 タグで動画検索 「パチュリー、ウッ!」でタグ検索 random_imgエラー:ご指定のファイルがありません。アップロード済みのファイルを指定してください。 動画 sm2852390パンツレスリングの兄貴 軍曹編 http //www.nicovideo.jp/watch/sm2852390 sm3957586ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛、パチュリー、ウッ! http //www.nicovideo.jp/watch/sm3957586 は行の単語一覧にもどる 「空耳」に関する単語の一覧 「兄貴」に関する単語の一覧 トップページにもどる - -
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